NPO京都ハートネット

kyoto: NPO団体 京都ハートネットワーク スーパーバイザー  臨床発達心理士 ・ 上級教育カウンセラー                                                               京都市内で発達障害当事者グループワーク・SST  発達障害家族グループワークで支援をやっています。                                                                                                                         悪意のあるコメントは即刻に削除します。



>にほんブログ村 メンタルヘルスブログ カウンセラーブログランキング にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アスペルガー症候群へ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害・自閉症へ にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ

負のスパイラル(連鎖)~発達障害の受難

author:kyoto2010/01/27 Wednesday

カウンセラーブログランキング
今回は、負のスパイラル(連鎖)ということで、発達障害の受難について記事にします。

先日のニュースで、小1の子どもが、若い両親から虐待を受けて死ぬ事件がありました。

この事件の概略です。(この子が発達障害であったのかどうかは分かりませんが)

学校は、子どもが虐待を受けていることを知っていて、事件の10日ほど前に継父と実母の両親に会って、虐待をしないように説得をしたそうです。

その後、子どもが学校へ10日あまりも登校せず、このような事件が起きたようなのです。

私は学校が両親に、説得のようなことをしたことが、事件の引き金になっているのでないかと感じました。

親にすれば、「お前がいらんことを言うから、恥をかいた。」と激怒して、虐待がエスカレートして事件が起きたように思うのです。

また、10日あまりも登校しない状態なのに、教師はどうして放っておいたのか、そこの理解できません。

学校は、教師が親を責めるから、腹を立てた親が腹いせに子どもを責めていると考えなかったのでしょうか。

教師の感受性の鈍さというものを感じます。

さて、ここからは私の家で起きた話です。

息子が中学校の時、担任が頻繁に息子の苦情を言ってきました。

確かに、息子に問題があるのは間違いないのです。

でも、学校の出来事を家庭に苦情として言ってこられても、親としてはどうしようもありません。

まして、発達障害の疑いがある息子なのですから、親が叱ることなどほとんど役に立たないことぐらい分かっているはずです。

ところが教師は何回も何回も、しつこく息子の苦情を言ってきたのです。

「家庭でどうにかしろ」ということなのでしょうが、そんなことは不可能です。

親としてやれることは、息子を諭すことなのです。

それは、これまでにやってきていることであり、それ以上のことだとすれば、叱り倒すことしかなくなってきます。

それでも、あまり教師がうるさいので、息子をきつく叱ったこともあります。

しかし、発達障害の問題に叱り倒すことなどの方法が役に立つはずがありません。

結局、親子の信頼関係を壊すぐらいのことしか結果は出ませんでした。

息子は、学校で叱られ、家で叱られ、自尊心がズタズタになったと思います。暗い顔をしていました。

私だって、叱りたくなかったのですが、あまりに教師からうるさく言われるとイライラしてきてきます。

それで、息子を叱り倒しました。

でも、こんなやり方は間違っていると思って、家で叱るのを止めました。

その後、相変わらず教師は苦情を言ってきましたが、適当に相手をするようにしました。

そしたら教師から、「無責任な親」ということで烙印を押されてしまいました。

その後、息子は教室から完全に追い出されて、授業を受けさせてもらえず、倉庫みたいな部屋で2年近く過ごすことになってしまいました。

さて、究極的に問題は何であったのか、そこが大事なところです。

教師は、本当に息子を何とかしてやりたいと思っていたのか。

それとも、教師は息子の問題行動にイライラして、家庭に苦情を言うことでストレスの発散をしたかったのか。

私は、後者の方だったのではないかと思っています。責任転換ですね。

私は教師に、息子への愛情が感じられません。

さて、学校での問題を、家庭の問題として親に持っていくと、親はイライラします。

そして、子どもにやるのは叱り倒すことになります。

教師には、その負のスパイラルのことを考えて、そこに配慮した行動が必要になります。

さて、話を戻して、今回の事件では、そこの配慮がなかったために起きたものでないかと思っています。

教師の説教に腹を立てた親は、わけの分からない腹立ちから、子どもを折檻したように思っています。

さて、うちの息子ですが、中3になって担任教師が替わったことをきっかけに、教室へ戻って学習するようになりました。

高校・大学と進学して、今春から大学4回生です。

中学の時に教師から言われていたような、とんでもない問題は起きず、順調に成長しています。

来年は大学院の受験です。

息子は、自分も大学で教師になって、発達障害などで困っている学生の支援をしていきたいと考えているようです。

息子のことを考えると、教師と子ども、どちらの方が正しいのか、分からないと思ってしまう話です。

ランキングに参加しています。クリックでの応援をよろしく。プチっとひと押しお願いします。
ブログランキング・にほんブログ村へ 

お知らせ
新年2月より、家族限定ですが大阪で、
発達障害家族グループワークが始まります。
大阪の阪急梅田駅の近くの交通便利な会場です。大阪方面の方の家族の参加をお待ちしています。

ホームページが新しくなり、読みやすくなりました。新年以降のいろいろな情報が載っていますので必見です。

kyotoの記事を編者が選りすぐって作った冊子が出来ました。「当事者に向けて」や「家族に向けて」、「生い立ち編」など4冊があります。
この冊子は、グループワーク会場で販売しています。通信販売につきましては、手続き等が整い次第開始いたします。

|http://www.hozugawa.net/kyoto/index.php?e=1530||発達障害|06:57 PM|comments (14)trackback (0)

コメント

こんばんわ、前に5月のSSTに参加したいとメールしました、北海道のなおです。

時々目を通しています。子どもを両親に預けて参加してみたいと
思っているので情報があれば、お願いしたいです。

生きずらさの中で他の人もがんばっていると思うし、SSTを通院先のデイケアで体験したのは、怖いというか、苦手でしたが、今の自分の原因が発達障害であるならば、この場で学びたいとおもい、交通費を捻出すべく、貯金しています。

自分から飛び出さなければ、変われないと思っています。
よろしくお願いします!!

|*なおです*|EMAIL|URL|2010/01/27 08:20 PM|PllJFc62|

私も子供の頃に同じような経験があります。学校からの話を真に受けて親にきつく叱られるということが。さて、本日の記事から外れてしまいますが私は『自分の信念が持てない。自分の意見を持てない』ことでずっと悩んでいます。
人に物事を説明するために自分の考えをまとめることが凄く苦手で、極論すると『すっきりと考えがまとまらない』のです。
これが発達障害の特性の一つなのか、全く別の原因があるのかはわかりません。社会では『自分の意見を持て』とよく言いますし、自分の意見をしっかり主張して人を説得できる人が優秀だと評価されます。
しかし私には『確固たる自分の意見』というものが無いので何か話しても相手に切り返されると簡単にぶれてしまい、安易な方に流れてしまいます。
いい歳になって恥ずかしいし悔しいですが『自分の意見はこうだ』というものがどうしても形成できないのです。しっかりと考えようとすればするほど心配が募り、脳が詰まる感じで思考停止状態になります。
発達障害はこのような傾向はあるのでしょうか?
同じような感じ方をされてる方はいらっしゃるのでしょうか・・

|岡|EMAIL|URL|2010/01/27 08:36 PM|Z659lPfc|

こんばんは。今回の記事を読んで…以前、「虐待の連鎖」を断ち切るのは難しいと聞いた事があるし、それに「自分は虐待を受けて育って来たので、我が子には手を出さない」と誓っても手を出してしまうケースもあるとの事です。
私自身、様々な事情で子供を授かる事が出来ないので…偉そうには言えないけれど…自分の経験を踏まえて言うと…子供に「居場所」を作って上げて欲しいなぁと思います。

|餅|EMAIL|URL|2010/01/27 10:18 PM|hpdrLgHM|

岡様

私も同じです!「すっきりと考えがまとまらない」です。それは、岡様の言うように自分自身の確固たる意見がないからなのだと思います。

なぜ「確固たる自分の意見」というものが無いのか?私が考えるには、物心の付いたころから、他の人の後ばかり付いて歩き、他の人の真似ばかりしてきたからではないでしょうか?あくまで私の場合ですが…

私は自分からアクションを起こすということが不安で全くできませんでした。そのために、人のふりを見て、我がふりをパターンとして学んできたのだと思います。

こういった受け身的な生き方のお陰で、何とか仕事を続けてこられたという面もありますが、反面、自分の意見が持てず、自分に自信が持てない面があります。この部分は私が最も劣等感を感じるところの一つでもあります。

この劣等感をぬぐうことは難しいです。が、一日一つでもいいから「自分で判断して決める」ように頑張っています。「自分の意見」とはちょっと違うかもしれませんが、自分で決めて具体的にアクションしてみることを目標にしています。

岡様のコメントのお陰で、自分の苦手な部分をより明確につかむことができたように思います。岡様のコメントは、自分を客観的に見つめ、自分に起こっている状況を的確に描写できていてすごいなと思いました。ありがとうございました。

さて、kyoto様、いつも勇気づけられる記事ありがとうございます。私は東北人ですが、なおさん同様、お金を貯めた上で、ぜひ一度合宿に参加させていただければと思っています。

|カルモヂイン|EMAIL|URL|2010/01/27 10:33 PM|FCLOg0jE|

なお様
>時々目を通しています。子どもを両親に預けて参加してみたいと
思っているので情報があれば、お願いしたいです。

未だ要綱ができていません。
出来次第、お知らせします。

私どもの考えるSSTは、定型発達に近づくためのものでなく、発達障害の特性を活かして、そこを伸ばそうという考えに基づいています。
また、情緒の安定を図り、自己肯定・他者肯定の経験ができるように考えています。
どうぞ、お越しくださいね。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/01/27 11:42 PM|tinLQHnE|

私は死までは至りませんでしたが、同じような流れです。学校で問題を起こせば親に伝わる。親が暴力を振るう。だから学校で問題が起こっても先生に言うことはない。先生は信用できないから。さらに悪かったのは親が先生の言うことは絶対だと思い込んでいたこと。相手側に問題が多いときでさえやられていました。結局、最後は話すことも何もしなくなりました。

通知表に落ち着いてきたとか書いてあるけど、あれは親が暴力で押さえ込んだだけ。私が他の人に近づくと問題しか起こされない。みんな不幸になる。だから誰にも近づかない、話さないようにしよう。それに加えて先読みです。かなりの負担がかかります。学校は皆勤で行っても、引きこもりです。家に引きこもっていたほうがまだよかった。

ちょこっと話せる人さえいない。会っても一言交わす人さえいない。親も先生も誰も話ができない。ただ朽ち果てていくだけ。消えていく感覚わかりますか?自分が自分の意識の中でさえ消えていきます。

進路だって自殺のことしかなかった。頭にあるのはいつどうやって死ぬかだけ。勉強なんてさっぱりです。

親に帰ってきてほしいと思ったことは一度もありません。帰ってくるな、死んでくれとしか思いません。あれは親ではありません、金を出してくれる人。そうしないと勉強すらできない状況でした。

去年の9月は警察を介入させなければどうなったかわかりません。暴力を振るう親に対して約束では全く意味はないです。うまくやれてよかった、後で学校の相談の先生に言われましたが、そうしないために連絡して体制を整えたのに、いくら事務的な文書でもそれ一通で極めて危険な状態になった。そうやられては誰も信用できない。

学校とかそういう対応をするところで、その行動一つがどういう状況を招くかわからない人が多すぎます。人が死ななければ動かない国。そう思わざるをえないところがあります。

|あき|EMAIL|URL|2010/01/28 11:43 AM|t0douypo|

東京での事件は、非常に痛ましいことです。
親、子、学校(教師)も、それぞれに問題を抱えていると思います。
このケースに限って言えば、私も学校側の配慮というか、想像力が足りなかったと思います。
もちろん、子供に手を上げる、というのも間違っていますが・・・。

私も、小・中学校時代は学校も、先生も全くと言っていいほど信じていませんでした。
先生たちは、苦情を持ち込むようなことはなかったですが、同時に何か有効な対策をしてくれた訳でもありません。

>息子のことを考えると、教師と子ども、どちらの方が正しいのか、分からないと思ってしまう話です。

私としては、「子供が正しい」として対処してほしいですね。
その前提で、子供に非があるなら、それに応じた対応をしていただきたいです。


>岡様
私も似たような感じですよ。
ある程度、枠がある(選択肢がある)中での自分の意見は言えるのですが、完全オリジナルの考えを述べる(例えばテーマのない作文とか)のはダメです。

今でこそ、ある程度「自分なりの意見」はある(と思っている)のですが、相手を説得しろ、と言われたら無理です・・・。
うまく言い表せないですが、同じように感じている人間はいますよ。

|はらぺこるい|EMAIL|URL|2010/01/28 01:23 PM|eTQQxNdo|

kyotoさんこんにちは

いつも妙なコメント欄投稿でご迷惑かけています。

昨日は、大失言をしてしまい、ここ数年ではひどく落ち込ん

しまいました。

10数年通院している歯医者でした。

検診で行き、虫歯もなく。検診だと、そこの歯医者は

歯ブラシの磨き方指導がありますが。

私は、断ったのです。しかし、言い方が後になってまずい

と反省し。でも・・・一度言った失言は、人間いくらあやま

っても、人間として私に対する印象が悪くなってしまい。

今後、通院では影響するだろうと。

点数(医者だと、当日やった治療は各点数合計の医療費に

なるのは、素人でもわかるのですが)

私は、歯ブラシ指導の点数がなければ医療費が安くなると

思い、そういうことなのでと断ったのです。

そんなこと言うなら来なければいいでしょうと言われて。

その通りでした。思わず、平あやまりして。涙も出て。

発達障害というのがあり・・それでこんな失言になり。と

何度も誤りましたが。そこの歯医者は、実は社会人になり

正社員の時に会社のすぐ裏の医院でした。会社の同課の人は

皆さん仕事中にも利用してて。私もそうでした。

そしてその医者は私が会社やめた後は、開業して別の医院。

私が会社にいた時通院始めたので医師は障害なんて言っても

多分、信じてくれなかっだろうし。そんな人が会社員でやっ

てた人が突然歯医者で発達障害なので、失言があるのもそん

な症状ですなんて言われても困っただろうなと。すみません

昨日の私の凹みは半端ではなかったです。どうして考えて言

えなかったのだろうと。

昨日のことで、10数年通院してトラブルなかったけれど。

今後、お金にいやしい人間として見られて通院するのだなあ

と思われていくんだなあと。

発達障害は環境が変わるのが嫌という人もいると思うのです

が。私は、歯医者だけは怖いというのもあり。

変えるのは嫌で。そこの医師は通院回数も考慮してくれたり

して。私にとって、安心感がありました。

長くなってすみませんでした。

先日は、自立支援の申し込みもしました。

4月には、6ヶ月の通院が終了するので。医師は診断して

くれたので。あとは、自治体の審査という所まできました。

現在は、普通就労では倍率が高いので。自宅で待機という

感じです。手帳取得できたら、その枠で仕事つければと

思っています。

|パンダ|EMAIL|URL|2010/01/28 04:07 PM|km6bgTWU|

岡・カルモヂイン様
>岡様のコメントのお陰で、自分の苦手な部分をより明確につかむことができたように思います。岡様のコメントは、自分を客観的に見つめ、自分に起こっている状況を的確に描写できていてすごいなと思いました。ありがとうございました。

今日の記事で、お二人のコメントについて私の考えを書かせて頂きました。
ぜひ、読んで下さい。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/01/28 09:38 PM|tinLQHnE|

あき様
>学校とかそういう対応をするところで、その行動一つがどういう状況を招くかわからない人が多すぎます。

そんなところがありますね。
そこで私は、今回の記事にしたのです。
教師の方もたくさん読んでいると思いますので、子どもへの指導の参考にしていただけたらと思いました。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/01/28 09:41 PM|tinLQHnE|

はらぺこるい様
>親、子、学校(教師)も、それぞれに問題を抱えていると思います。
このケースに限って言えば、私も学校側の配慮というか、想像力が足りなかったと思います。

教師は指導をしたがります。
でも、当事者や親の立場はとても大変なのですね。
そこを考えて欲しいです。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/01/28 09:44 PM|tinLQHnE|

パンダ様
>昨日の私の凹みは半端ではなかったです。どうして考えて言えなかったのだろうと。

私も似たようなものなのです。
最近でこそ、あまりひどいことがなくなりましたが、昔はひどかったのです。

でも、様々な経験の中で、やっぱり分かってくるのです。
今では、かなりの常識人になっています。

失敗も含めて、経験が大事です。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/01/28 09:48 PM|tinLQHnE|

子供は板挟み状態ですよね。小さいしまだ弱いですし。
簡単に壊れてしまう・・・大人のエゴ・・・

でも小学校5,6年の頃恩師に出会うことができました。全ての大人が悪いのではないです。話を聞いてもらえるだけで救われました。今度、恩師に挨拶しに行こうと考えています。

親も先生も味方でいてほしい。けんかしないでよ

|いたずらにゃんた|EMAIL|URL|2010/01/30 12:51 AM|zM0xEXII|

いたずらにゃんた様
>親も先生も味方でいてほしい。けんかしないでよ

私は、もっと本気でけんかをして欲しいと思います。
誤魔化しみたいなことで、本気で関わっていないから、発達障害の問題が深刻になっていると思っています。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/01/30 01:15 AM|tinLQHnE|

コメントする









この記事のトラックバックURL

http://www.hozugawa.net/kyoto/tb.php/1530

トラックバック

<<次の記事 前の記事>>

▲PageTop

Calendar

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30   

<<前月 2010年09月 次月>>

Comments

Link

Profile

LogIn

ゲストモード

UserID:
PassWord:

Admin

AdminID:
PassWord:

Powered By

RSS

Designed by Loco-net.org
Copyright © NPO京都ハートネット::負のスパイラル(連鎖)~発達障害の受難 All Rights Reserved.