NPO京都ハートネット

kyoto: NPO団体 京都ハートネットワーク スーパーバイザー  臨床発達心理士 ・ 上級教育カウンセラー                                                               京都市内で発達障害当事者グループワーク・SST  発達障害家族グループワークで支援をやっています。                                                                                                                         悪意のあるコメントは即刻に削除します。



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自分の姿を映す~発達障害の鏡

author:kyoto2010/01/28 Thursday

カウンセラーブログランキング
先日のコメントで、発達障害には『確固たる自分の意見』というものが無いと書かれた方がいます。

自分の意志がはっきり出せないというか、自分があやふやなところで生活しているということですね。

さて、発達障害は認知の弱さがあるために、どうしても新しい場面など、どうしたらよいのか分からなくなってしまいます。

そこで、子どもの頃から、誰かを頼ったりすることが多くなり、依存的な生き方になってしまうのですね。

自分の意識していないところで、自分の意見が言えないような状態になってしまうのです。

でも、それは発達障害の特性のためであり、本人の責任ではありません。

決して、意志が弱いとか努力が足りないとか、そのような個人の責任にしないで欲しいところです。

そのようなところで、今回は、『確固たる自分の意見』を持つために、どうしたらよいかについて、私の考えを記事にします。

私は、このような発達障害の方に必要なものとして、自分の姿を映す鏡のようなものが必要だと考えています。

分かりやすく言うと、自分とよく似た特性を持つ仲のよい友人を作ることです。

つまり、発達障害の友人の姿を通して、自分の発達障害の問題に気付いていくことが大事だと思うのです。

発達障害は、自分の「場の空気が読めないところ」や「相手の心に気づいていないところ」を自覚するのがが難しいのです。

自覚できないところも、発達障害の障害特性の部分です。

ですが、自分でない他者の行動の「場の空気が読めないところ」や「相手の心に気づいていないところ」については、気付くことが可能なのです。

他者のことなら客観的であり、自分のことでないので、見えてくるのです。

ですから、身近な発達障害の方を観察することで、自分の問題に気づいていけることになります。

発達障害の友人が、自分の鏡になって、自分の姿を映してくれるわけです。

もちろん、発達障害のよさも映し出されるのも事実です。

さて、そんなことを言っても、身近かなところで発達障害の友人を作るなど、とても難しいことです。

そんなところで私は、発達障害の当事者グループワークやSST(ソーシャルスキル・トレーニング)への参加を勧めているのです。

たくさんの発達障害の当事者が来ているグループに参加することによって、そこから自分の姿が見えてくることがあるからです。

また、多くの参加者があると、自分と気の合う、また自分と似たような方と出会うことができます。

そこで、発達障害が求めていた、心が許せる友人もできてくると考えています。

ポイントは、自分の姿を映す鏡になる方を見つけ出すところです。

その方法として、当事者グループやSSTに参加するのが早道だと思っています。

さて、グループワークなどで、自分がどのような人間であるのかを気付いていくことにより、自分の意見や自分の考えが出せるようになってくると考えます。

この作業を、自分ひとりでするのはとても難しいです。

まわりにいる発達障害の人に助けてもらいながら、自分を確立していく作業をする。

これが発達障害当事者のグループワークなのです。

「そうなのか。」と思った人は、グループワークへお越しください。

温かくお迎えしたいと思います。

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お知らせ
新年2月より、家族限定ですが大阪で、
発達障害家族グループワークが始まります。
大阪の阪急梅田駅の近くの交通便利な会場です。大阪方面の方の家族の参加をお待ちしています。

ホームページが新しくなり、読みやすくなりました。新年以降のいろいろな情報が載っていますので必見です。

kyotoの記事を編者が選りすぐって作った冊子が出来ました。「当事者に向けて」や「家族に向けて」、「生い立ち編」など4冊があります。
この冊子は、グループワーク会場で販売しています。通信販売につきましては、手続き等が整い次第開始いたします。

|http://www.hozugawa.net/kyoto/index.php?e=1531||発達障害|08:09 PM|comments (6)trackback (0)

コメント

こんばんは。今回の記事を読んで…私にも発達障害を持つ「友人」や「仲間」がいたらええなぁと思いました。
今は「求職中」なので…金銭的に問題がありますが…何とか「やりくり」をして「グループワーク」に参加したいです。
私自身、下手すると自分の「内側の世界」にしか興味や関心がいかないので…これからは「外側の世界」に目を向けたいです。

|餅|EMAIL|URL|2010/01/28 11:48 PM|hpdrLgHM|

こんばんわ、kyotoさん。

私も、同じく自分の意見をアピールすることを苦手とし、周囲の意見に流されてしまう傾向があります。
自分の場合は、確固たる意見・意思・価値観をもっていたりはするのですが、争いごと・険悪な空気を嫌う傾向があることから、相手にそれを押し付けるのが基本的にはイヤだったりするもので、何よりも、上手に相手を納得させられる話し方ができないので、主張するとなると、一方的なキツイ物言いになってしまうことから、納得のできない意見・指摘をされても、グッとこらえてしまい、それを反論することができず、相手の言われるがままに、身をまかせてしまうもので、それが時には、相当ストレスだったりします。

せめて、割合でいうと10のうち1でもいいから、自分の意見を話せるようになれたら、大分違うのでしょうね。

文章だと頭で整理しながら、考えて書けるから、ラクなのですが、筆談で会話するわけにもいきませんしね・・・。

最近は、資格云々よりも、コミュニケーションスキルの重要性を心底思い知らされております。

|yo*ko|EMAIL|URL|2010/01/29 01:01 AM|cG0yzV7U|

この「鏡」の存在、私にとっては特に大事なものであると感じます。
私はkyotoさんもご存知の通り、自分の気持ちをはっきりと人に伝える事ができません。
自分の意見を出すと人と争いになるようで、ついつい自分を押し殺してしまいます。

そういった私が当事者GWに参加して、一番大きな収穫だと感じた事が、
記事の中でおっしゃっておられる「鏡」の存在でした。

何度かGWに参加しているうちに、私の個性と共通する部分を持った方が見つかり、
その方々と色々お話したりしているうちに、自分の良い面悪い面が徐々に浮き彫りになってきたように感じます。
なかなか完全に一致する人、というのはいませんが、その人の中の一部分に、自分と似たものを感じるのです。

私はこれからもGWに参加される当事者の人数が増えていって、
どんどん気の合う人と出会えばなあ、と思っています。

また、適切なレベルで、自分の意見もしっかり出せるようになりたい、とも思っています。

|まゆげイヌ|EMAIL|URL|2010/01/29 07:35 PM|tsZ6JrXM|

餅様
>今は「求職中」なので…金銭的に問題がありますが…何とか「やりくり」をして「グループワーク」に参加したいです。
私自身、下手すると自分の「内側の世界」にしか興味や関心がいかないので…これからは「外側の世界」に目を向けたいです。

私はブログを書いているだけでなく、それを実現していく取組をやっています。
ぜひ、京都のグループワークへお越しください。
お待ちしています。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/01/30 12:53 AM|tinLQHnE|

yo*ko様
>最近は、資格云々よりも、コミュニケーションスキルの重要性を心底思い知らされております。

グループワークでは、様々な方がいろいろな方法でコミュニケーションに挑戦しています。
よいものがあれば、もう1つのものもあります。
その中で、自分が使える表現方法を、同じ発達障害の方の中から参考にし、自分に合った方法を見つけていく作業ができるのです。
それをもっとコミュニケーションスキルとして具体化したものが、SSTのグループワークなのです。
参加者が互いに学び合いをしています。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/01/30 12:59 AM|tinLQHnE|

まゆげイヌ様
>そういった私が当事者GWに参加して、一番大きな収穫だと感じた事が、
記事の中でおっしゃっておられる「鏡」の存在でした。

定型は思春期に、このような作業をやっているのです。
でも、発達障害は自分に似た鏡になる人が傍に居ないので、この作業ができ難いのですね。
今からでも遅くはありません。
自分の確立の作業をやってくださいね。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/01/30 01:11 AM|tinLQHnE|

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