NPO京都ハートネット

kyoto: NPO団体 京都ハートネットワーク スーパーバイザー  臨床発達心理士 ・ 上級教育カウンセラー                                                               京都市内で発達障害当事者グループワーク・SST  発達障害家族グループワークで支援をやっています。                                                                                                                         悪意のあるコメントは即刻に削除します。



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やってみないと分からない~発達障害のSSTグループ

author:kyoto2010/03/08 Monday

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発達障害の若い方から私に、「仕事もあって社会適応ができている人間には、発達障害のしんどさが分からないだろう。」と言われることがあります。

でも、それは勘違いです。現在の私の姿を見るから、そのように感じるだけなのです。

私も過去に、無器用で何もできず、対人関係がうまくゆかず、孤独に苦しんでいた時期もあるのです。

でも、20年以上の時間と努力によって、現在の私の姿になっているのです。

さて、私が過去に最悪の事態になって、死ぬか生きるかの選択を迫られる事態になった時、「自分のできることは何でもやろう。」と決意をしたのです。

これが正解だったわけです。

見栄や体裁などいろいろなものを捨てて、とにかく我武者羅に生きていくことにしたのです。

そうしなければ、私は生きていけない状況になっていました。

そこから私は、グループワークに何百回も参加し、コツコツと社会的スキルや対人関係スキルを獲得していったのです。

ですから、私には20数年間というものすごい時間が必要だったわけです。私は、遠回りをしてきました。

さて、昨年より、京都の私のところでSSTグループを始めています。

私にはスキル獲得に、ものすごい時間が必要でしたが、その経験を活かせて、できるだけ短期間で可能な発達障害のためのSSTを始めることにしたのです。

さて、SST(ソーシャルスキルトレーニング)は、発達障害に向いていないという話もあります。

でも、私がやっているSSTグループは、過去に病院の治療などで使われてきた既存のSSTと大きく違っています。

対人スキルやソーシャルスキルを高める目標は同じなのですが、方法がまったく違います。

先ほど書きましたように、私自身が発達障害で困ってきた経験や、私が様々な訓練を受けてきた経験を活かせて工夫し、発達障害の成長発達につながるSSTを独自に展開しているのです。

これまでのSSTといえば、精神病患者への社会復帰や社会適応のためにプログラムされたものです。

ですから、この既存のSSTを発達障害に使っても、発達障害は精神病でないのですから、合わないのは当然だと考えます。

そこで私は、発達障害の特性に対応したエクササイズを使って、SSTのプログラムを作っているわけです。

また、私一人でやるのではなく、当事者や定型の方にも意見を聞きながら工夫をしてきています。

さて、発達障害がSSTグループに参加さえすれば、自分のいろいろな問題が解決すると考えてもらうと困ります。

SSTグループには、スキルを獲得して自分を変えたいという意欲がなければ、うまくゆきません。

少し具体的に言うと、エクササイズをやる前から、「発達障害だから、これはできない。」のような理由をつける人には向いていないでしょう。

各人が違うところの発達障害の特性を理解しないままに、知識ばかりになって自分を判断しているような人には難しいと思います。

「自分の発達障害の特性を活かすためには、何でも試してみよう。」という意欲がある方には、SSTが人生の突破口になってくるように思います。

とにかく、やってみないと分かりませんよ。

やる気のある発達障害の人は、私と一緒にがんばっていきましょう。

就労支援の講演会の申し込みの方も、よろしくお願いします。

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お知らせ
講演会 テーマ「発達障害 就労支援の現場から」
不景気の中、なかなか叶わない就労問題に悩む「発達障害の当事者」と、その「家族・支援者」におすすめの講演会です。発達障害の就労状況報告。就労成功や定着への秘訣などについて、お話します。
後 援    京都市・京田辺市・京都新聞社・京都新聞社会福祉事業団
演題 講師 吉田 篤司氏、雇用能力開発機構 係長、『発達障害 就労支援の現場から』
        河原 和美氏、臨床発達心理士、『発達障害 当事者グループワークからの報告』
詳しくは、http://www.kh-n.org/list.html#ho

3月の「発達障害当事者グループワーク」は、3月13日(土)午後1時~5時 京都テルサ東館 A会議室で行います。
参加は当事者に限りますが、障害の診断の有無は問いません。

2月から、家族限定ですが大阪で、発達障害家族グループワークが始まりました。
大阪の阪急梅田駅の近くの交通便利な会場です。大阪方面の方の家族の参加をお待ちしています。
また、大阪では、4月より発達障害当事者グループがスタートします。大阪会場は、参加に予約が必要です。よろしくお願いします。

ホームページが新しくなり、読みやすくなりました。様々な情報が載っていますので必見です。

kyotoの記事を選りすぐった冊子が出来ました。「当事者に向けて」や「家族に向けて」、「生い立ち編」など4冊があります。
この冊子は、グループワーク会場で販売しています。通信販売につきましては、手続き等が整い次第開始します。

|http://www.hozugawa.net/kyoto/index.php?e=1568||発達障害|08:23 PM|comments (16)trackback (0)

コメント

これまで他の人が様々な問題に対し、その場に応じて瞬時に適切な対応策を取るのを目の当たりにして、自分もあんな風になりたいと思っていました。
でも、最近は自分のことが理解出来てきて同じことをやろうとしても無理だなと考えられるようになりました。

でも臨機応変は無理でも沢山の対応策をパターンとして保持し、それを状況に応じて当て嵌めて使いこなすことなら自分にも出来ると思います。

それが分かった以上、あとはパターンを増やすために経験あるのみなので、SSTをそのような目的で活用させてもらおうと思います。

|copain|EMAIL|URL|2010/03/08 10:46 PM|PViDpkls|

私は発達障害(Asperger症候群)の当事者で、
障害者手帳も持っています。
現在、理系の大学生ですが、先生や同級生の中には
アスペルガーチックな方が大勢いらっしゃいます。

kyotoさんがSSTの重要性を指摘されるのは、
それなりの理由があってのことなのでしょうが、
SSTの有効率は一体どれくらいの数字なのでしょう?

それが明らかにされていない現状では、参加しようにも
二の足を踏んでしまいます。

また、kyotoさんを不審の目で見ているわけではないのですが、宗教団体の勧誘のように見えるようでもあり、そこのところが非常に不安です。

|ZERO|EMAIL|URL|2010/03/09 11:22 AM|oybH31H2|

今週末の当事者グループワークですが、この記事ほかでは場所がJA会館となってますが、
http://kh-net.symphonic-net.com/list.html#to
では、テルサとなっています。どちらが正しいのでしょうか?

|h|EMAIL|URL|2010/03/09 05:34 PM|bpq8xGEA|

copain様
>でも臨機応変は無理でも沢山の対応策をパターンとして保持し、それを状況に応じて当て嵌めて使いこなすことなら自分にも出来ると思います。

私はずばり、このやり方です。
ですから、たくさんの経験が必要になるのですが、ある程度のスキルが身についてくると、今度は応用ができるところも出てくるわけです。
がんばってくださいね。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/09 06:17 PM|tinLQHnE|

私の見解。

sstが効果あるていうよりも、発達障害的不器用を抱えながら生きていくための「処世術」を学ぶと考えます。

|みっちゃん|EMAIL|URL|2010/03/09 06:21 PM|eSxb0If.|

こんばんは。今回の記事を読んで…私自身、4月から始まるSSTに参加しようと意気込んでいたんだけれど、様々な問題の壁にぶち当たってしまい、参加出来なくなってしまいました。すみません。しかし、問題が解決した時は、ぜひ参加したいと思っています。
ところで、先週クリニックの通院日だったんだけれど(診察とカウンセリングを受けています)…臨床心理士さんから『(カウンセリングの時間内で)SSTをやってみませんか』との提案があり、来月からやってみる事にしました。ただ、クリニックでのSSTなので…ハートネットさんのSSTとは、かなり「意味合い」が違うけれど…やってみない事には分からないし、頭から「何やっても変わらん」と決めつけたりするのもいかんですね。とにかく、やってみる事に限ります。

追伸:偉そうなコメントをしてしまいました。すみません。

|餅|EMAIL|URL|2010/03/09 06:34 PM|hpdrLgHM|

みっちゃん様
>sstが効果あるていうよりも、発達障害的不器用を抱えながら生きていくための「処世術」を学ぶと考えます。

平たく言えば、処世術ですね。

でも、こんなものは特別に設定されたグループワークでなければ学習することができません。
日常生活の中では無理なのです。
そして、かなりのモチベーションを持っていないと、グループに付いていけないところもあります。
私も、本気でやりますので、当前です。

会社でやっていけるソーシャルスキルをつけていくわけですから、少し苦しい面もあります。
自分が変わるためには、産みの苦しみが伴うのです。

そのあたりを理解して、その上で参加して欲しいと思います。
ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/09 06:37 PM|tinLQHnE|

h様
>当事者グループワークですが、この記事ほかでは場所がJA会館となってますが、
http://kh-net.symphonic-net.com/list.html#to
では、テルサとなっています。どちらが正しいのでしょうか?

すみません。
テルサが正解です。
訂正をしました。
ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/09 06:39 PM|tinLQHnE|

ZERO様
>kyotoさんがSSTの重要性を指摘されるのは、
それなりの理由があってのことなのでしょうが、
SSTの有効率は一体どれくらいの数字なのでしょう?

結論を先に言いますが、
これまで、誰もやっていない取り組みですから、有効率などは分かりません。
ただ、私はこれまで、一般の方を対象にしたたくさんのグループワークをやってきていますので、その経験の中で確信があるわけです。

私は本業で発達支援の仕事をしていますので、そこのノウハウを困っている発達障害の方に役立てようとしているボランテアなのです。
ですから、発達障害の方がスキル獲得をする以外には、私に何のメリットもありません。
また、SSTのグループも、当事者グループの参加者の要望があって、そこで頼まれて始めたのです。
私としては忙しいですが、必要性から考えて断るわけにいかず、無理やりに始めたSSTグループなのです。
そこでやっているのです。

そんなところで、効果を疑う人はやめておいた方がよいでしょう。
SSTグループを受けたいと思う人だけ参加すればよいと思っています。
どうしても就労したいと、スキルが必要だと思っている方のためのSSTグループなのです。
私のブログを詳しく読めば、その私の思いが理解してもらえると思います。
記事は、1500件ほど書いています。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/09 07:17 PM|tinLQHnE|

餅様
>クリニックでのSSTなので…ハートネットさんのSSTとは、かなり「意味合い」が違うけれど…やってみない事には分からないし、頭から「何やっても変わらん」と決めつけたりするのもいかんですね。とにかく、やってみる事に限ります。

かなり違うでしょうね。
でも、やってみたらよいと思います。
餅さんの状態に合ったら、儲けものですよね。

私のところのSSTグループは、グループでの活動が多いです。
対人関係のところのスキルを集団で学習するのを中心にしているのです。
私がグループワークの専門であることも、関係しています。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/09 09:29 PM|tinLQHnE|

丁寧なコメントありがとうございます。

kyotoさんのエントリは拝見しておりますし、
そこから励ましや勇気をいただいております。

しかし残念なことに、kyotoさんは科学的なことになると
何も答えることもなく「それならば参加しなくて結構」と
いった態度に終始しているようにも受け取れます。

たとえば、発達障害をライフワークとしているのであれば、
TEACCHプログラムといったことに関して当然のことながら
勉強し、それに関連する領域の論文などを示すことはできると思うのですが?

「仕事を持っているからできない」などというのは簡単です。

しかし、われわれの恩師は「忙しいからこそ勉強し、
論文を書け。われわれが使った教科書は症例の積み重ね
なんだよ」と事あるごとに言っています。

いずれにせよ、結局、こういったことはkyotoさん達の
自由ですから私は何も言えませんが、率直に申しまして、
京都ハートネットには少し失望しました。

なぜなら、散々SSTへの参加をうながすような文章を
kyotoさんは書いておられるわけですが、それに疑義を呈する質問には答えないからです。

これを「悪意ある言動」とkyotoさん側が判断し、
このコメントを削除されるのは結構です。
ここは京都ハートネットのブログですので・・・

しかし、そいれをやれば、京都ハートネットのkyotoさん
は、彼が批判してやまない全体主義、彼が声高に批判する
彼の小学校時代の教師と同じことをしていると指摘されても
反論できないのではないかと自分は思います。

|ZERO|EMAIL|URL|2010/03/10 02:55 AM|oybH31H2|

ZERO様
私は実際SSTに参加しましたが、非常に貴重な体験をしたと感じております。

kyotoさんのグループワークに参加して、分かってきたことがあります。発達障害の当事者は、社会や会社から否が応でも、否定的なメッセージを受け取って生きてきています。阻害されたり、受け入れられない体験を積み重ねてきています。そこから、中々社会や世間に対して、肯定的な考えが出来なくなっていると。このお気持ちはZEROさんもおわかりになりますよね。

kyotoさんのグループワークでは、自分を探し、自分を見つけ出し、そして自分を作って行く過程があります。そして、SSTでは、自己肯定感と、人に受け入れてもらえる体験を積み重ねることが出来ます。またひとと関わる為の沢山のシーンを作ってくださり、いろいろな対処法を学ぶことが出来ます。こうして、元々植付けられてしまっている、自己否定感を徐々にはがしていくことが出来たのです。これが私が体験したありがたい効果でした。

kh-netさんのグループワークやSSTはこのようなものです。どうでしょうか、ZEROさんの参考になりましたでしょうか?参加されるかどうかはご自由ですが、参考になって、仲間として加わってくださるなら、僕は嬉しいと思います。

|hiro|EMAIL|URL|2010/03/10 08:34 AM|pBqQM9OM|

もうひとつ、このブログにはSSTを体験された多くの方のコメントが書かれています。そういったことも参考になるのではないでしょうか?

主催者自ら、自分達のやっていることが有効だ!、有効だ!とはいいにくいかと思いましたので、私のほうで老婆心ながら紹介させていただきました。

こちらにも、その幾つかが紹介されていますよ。
http://www.kh-n.org/sst-gw.html
http://www.kh-n.org/touji-gw.html

私などが差し出がましいことをしまして、申し訳ありません。

|hiro|EMAIL|URL|2010/03/10 08:41 AM|pBqQM9OM|

hiro様
>私は実際SSTに参加しましたが、非常に貴重な体験をしたと感じております。

体験のことを書いてくださって、ありがとうございます。
私が言いたかったことを書いてもらえました。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/11 07:08 PM|tinLQHnE|

SSTを受けた参加者が有効だと思えば「有効」であり、そうでなければ「有効でない」と判定すればよいかと思います。

SSTを受けた参加者の方に、おそらくアンケートを取っていると思います。統計結果を公表すればわかりやすくなるのではないでしょうか?

ただ、前提条件として、アンケート結果を匿名にすること、アンケート結果を公表してよいかを確認する必要がありますが・・・・


そういった有効率なら出せると思います。

|kota|EMAIL|URL|2010/03/12 12:40 AM|2m1pRXIc|

kota様
>SSTを受けた参加者の方に、おそらくアンケートを取っていると思います。統計結果を公表すればわかりやすくなるのではないでしょうか?

去年、当事者を中心にして、発達障害の実態や意識のついてのアンケート調査をしているのです。
50人から回答をもらいました。
そこでいろいろなことを詳しく訊ねているのです。
その結果から、SSTのグループを始めたのです。

このようなことで、SSTを2~3年やったら、その効果や今後、必要なものについてアンケート調査をするつもりでいます。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/12 07:26 PM|tinLQHnE|

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