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kyoto: NPO団体 京都ハートネットワーク スーパーバイザー  臨床発達心理士 ・ 上級教育カウンセラー                                                               京都市内で発達障害当事者グループワーク・SST  発達障害家族グループワークで支援をやっています。                                                                                                                         悪意のあるコメントは即刻に削除します。



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苦しさを引き受けて~再起をかけた発達障害

author:kyoto2010/03/09 Tuesday

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今回は発達障害の生き方について、私のことで記事にします。

アスペルガーなどの発達障害は、脳の機能障害のために、イメージの弱さやミラーニューロンの関係で人の真似ができないところで、定型と違った成長発達をしていきます。

簡単に言うと、成長発達に、かなりの困難があるわけです。

そこで、発達障害は言葉の獲得や社会的なスキルの獲得など、成長発達全般に遅れが見られるのです。

この遅れが、対人関係がうまくゆかないことと重なって、二次障害になってくるのですね。

さて、私のことです。

私は、子どもの時から成長発達が遅れていました。

昔のことですから、単に知恵遅れと思われていたようです。

また、まわりの者から、いっぱいいじめられました。

それでも、私はがんばって大人になりましたが、就職なども含めて、何もかもうまくゆきませんでした。

そして、私は自分で気が付かない間に、強度の薬物中毒、アルコール中毒になっていました。

正常な判断力がなくなり、知的能力も落ちて、廃人みたいになってしまいました。

もちろん精神科へ受診していましたが、病院へ通ってもどうにもならず、そのうちに医者から通院を拒否されてしまいました。

発達障害の概念がなかったころですから、仕方がないことですね。

さて、このことの起こりは、夜に私が眠れなかったことから始まります。

私は対人関係もうまくゆかず、イライラしていて、よけいに眠れませんでした。

また、二次障害だったと思いますが、パニック障害というか、てんかんみたいな身体症状が出ていて、生きているのもつらい状態でした。

私は、生きているのが苦しくて堪りませんでした。

それで、薬物やアルコールに頼って眠って安らぐことをやっていたのです。

しかし、そんな状態が長く続くはずがありません。

私は、とうとう生活破綻者になってしまいました。

仕事を失い、お金もなく、家族からも見放され、友達も私を嫌って離れて、独りぼっちになってしまいました。

この状況を何とかしなければならないと思った私は、自助会などいろいろなところに通いました。

そこで見た現実は、何ともすごいものでした。壮絶な世界でした。

昨日に会ってしゃべった人が、今日は死んでいるようなことが頻繁にあったのです。

私が知り合った人で、何人も亡くなった人がいます。

人生を取り戻すことができない絶望感から、人生への希望を失くしてしまうのです。

私も、自分が社会的に復帰する状態に戻れるとは思わなかったです。

でも、やれるだけはやってみようと、私は決心をしたのです。

そして、今は薬物やアルコールなどから解放された私がいるのです。

その後、このように生活破綻をしなければならなかったのは、私の性格の弱さや人格の問題でなかったと気付くようになりました。

さて、私の父親は、私が生まれて直に死んでいます。

父はアルコール中毒で生きていけなくなり、死んでいるのです。

私の子どもの頃は、この父親を憎んでいましたが、気が付けば、私も同じような状態になっていたのです。

それで、父親もしんどかったのだと理解ができて、今では憎しみの気持ちがありません。

父は死ぬことを選んだけど、私はしんどくても生き続けることを選択したのです。

さて、がんばるだけで生きていけるものではありません。

そこで私は、生きていくために、いろいろなグループワークに参加して、さまざまなスキルを獲得していったのです。

ストレスを溜めないようにするには、どうしたらよいか。

たまったストレスを、どのようにすれば発散できるか。

他者との人間関係をよくするには、どのようなことに気をつけなければならないか。

これらを必死で学習してきました。

そのことで、現在は薬物の必要がなく、身体症状も消えてなくなっています。

そうするうちに、私が発達障害であったのだと、だんだん分かってきたのです。

私の人生は、発達障害との闘いの連続です。

これは私が生まれた時から始まっていたように思っています。

現在はちょっと余裕ができたところで、自分の苦しかった経験を活かせて、NPOで発達支援をしているのです。

さて、発達障害にとって大事なのは、苦しさを他者の仕業にしないで、自分で引き受けることだと思っています。

発達障害は苦しいのですが、この自分に何ができるのかを考え、それを実行していくことが発達障害を乗り越えていくことになると思っています。

素晴らしい能力があるのが発達障害です。そこを活かす生き方を見つけてくださいね。

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お知らせ
講演会 テーマ「発達障害 就労支援の現場から」
不景気の中、なかなか叶わない就労問題に悩む「発達障害の当事者」と、その「家族・支援者」におすすめの講演会です。発達障害の就労状況報告。就労成功や定着への秘訣などについて、お話します。
後 援    京都市・京田辺市・京都新聞社・京都新聞社会福祉事業団
演題 講師 吉田 篤司氏、雇用能力開発機構 係長、『発達障害 就労支援の現場から』
        河原 和美氏、臨床発達心理士、『発達障害 当事者グループワークからの報告』
詳しくは、http://www.kh-n.org/list.html#ho

3月の「発達障害当事者グループワーク」は、3月13日(土)午後1時~5時 京都テルサ東館 A会議室で行います。
参加は当事者に限りますが、障害の診断の有無は問いません。

2月から、家族限定ですが大阪で、発達障害家族グループワークが始まりました。
大阪の阪急梅田駅の近くの交通便利な会場です。大阪方面の方の家族の参加をお待ちしています。
また、大阪では、4月より発達障害当事者グループがスタートします。大阪会場は、参加に予約が必要です。よろしくお願いします。

ホームページが新しくなり、読みやすくなりました。様々な情報が載っていますので必見です。

kyotoの記事を選りすぐった冊子が出来ました。「当事者に向けて」や「家族に向けて」、「生い立ち編」など4冊があります。新しい冊子が1冊増えて5冊になりました。この冊子は、グループワーク会場で販売しています。通信販売につきましては、手続き等が整い次第開始します。

|http://www.hozugawa.net/kyoto/index.php?e=1569||発達障害|09:11 PM|comments (13)trackback (0)

コメント

こんばんは、お久しぶりです。

息子(小1)の頑張りに、なんとかしてあげたい気持で質問です。本当に、ちょっと切羽詰まってて…すみません。

ストレスとの付き合い方。
ストレスの発散の仕方。

現在、特学+通級で、学校生活を送ってますが、学習発表会等の練習で、そうとうまいってる様子。

十人十色な障害なので、対処法もそれぞれとはおもいますが、経験していくうちに、自分で理解していくものですか?
見守っているのが、ベストなのか…頑張りすぎてて、痛々しくて。

すみません、親としての力量がないので、教えてください。

|Tくんのママ|EMAIL|URL|2010/03/09 11:14 PM|SCyrrY/s|

Tくんのママ様
>十人十色な障害なので、対処法もそれぞれとはおもいますが、経験していくうちに、自分で理解していくものですか?
見守っているのが、ベストなのか…頑張りすぎてて、痛々しくて。
すみません、親としての力量がないので、教えてください。

親としては、苦しいでしょうね。
Tくんのことを正確に詳しく知らないので、一般論としてお応えします。

経験しているうちに分かってくるところは大きいと思います。
だから、大切なことをやっていると思います。
年に数回は、がんばらせることも大事かも知れません。

ただ、その後のフォローが大切です。
また、がんばりたいという気持ちにさせないと、逆効果にもなりかねません。

母親としてできることは、がんばっていることを認めることが大事ですね。
「無理しなくてもよいよ。」(本当にやめさせてはいけません。)と声をかけてがんばりを認めるのです。
(本当にしんどい時はやめさせるのが当然ですが)

また、担任に、発達障害は疲れやすく、適当なところで自分でコントロールができないことなどを伝えておくことも大事でしょう。
まじめ過ぎて、燃え尽きるところまでやってしまうので、適当なところでブレーキをかけて欲しいとお願いするとよいと思います。

同じ話を校長先生にも話をして、担任がサボっているのでないようにしておくのも大事だと思います。

もし時間があるのなら、話し合ってTくんの目標を決めて、Tくんに、それ以上の要求をしないところを決めてしまうのも大切かと思います。

見守るといっても、ただ見ているだけではいけません。
Tくんがどこまで可能か、そこの見通しを持って、やらせることが必要でしょうね。
また、分からないことがあれば、質問してください。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/09 11:37 PM|tinLQHnE|

私は発達障害を得意とする精神科医の指示の下で
、SSRIや睡眠薬を上手に利用し、二次障害をコントロール
しています。kyotoさんはそうだったのかもしれませんが、
薬剤使用に対して誤解を生むような内容のエントリは問題がると思いますがいかがでしょうか?

二次障害に対して薬物療法をしはじめた方が
kyotoさんのこのエントリを読み、おそれをなして
薬剤を自己中断し、症状が悪化した場合、
kyotoさんは責任を負うのでしょうか?

こういったことを考えてしまいました。

|ZERO|EMAIL|URL|2010/03/10 03:15 AM|oybH31H2|

Zeroさんは、発達障害が得意な医師にかかれて良かったですね。世間には、順番待ちなどから、専門医に掛かることもできない当事者の方が多くいらっしゃるようです。

発達障害へのアプローチとして、二次障害による精神疾病に、ごく微量の薬物が有効なことは、確かでしょう。しかし世間には、発達障害の専門医でない心療内科や内科医によって、多量の薬物を与えられて、余計に混沌とした生活を送っている当事者が多いのも事実です。

kyotoさんは、こういう方に対して警鐘を鳴らしているのだと思います。HIROさんのようにいい医師に掛かれている方にまで、どうのこうのというおつもりはないと思いますよ。

責任を取らなければいけないのは、むしろ、患者に正しい診断が出来ず(発達障害を見極められず)、発達障害の当事者に対して、定型と同じ量の投薬を行い、患者の求めに応じて、どんどん薬を増やしていくタイプの医師なのではないでしょうか。そういう医師が決して少なくない現実に対して、kyotoさんは警鐘を鳴らしているのだと、私は思っています。

その点、HIROさんは幸いですね。今後も、治療効果が上がることを祈念しております。

|hiro|EMAIL|URL|2010/03/10 08:14 AM|pBqQM9OM|

KYOTO様

わかりやすく、丁寧に教えていただいて、ありがとうございます。

子供のフォロー、及び、学校への声かけもしてみます。
(学校への声かけは、考えてませんでした。大事な事ですよね!)

本当に、本当に、ありがとうございました。

|Tくんのママ|EMAIL|URL|2010/03/10 08:41 AM|evLG67y2|

Tくんのママさんへ

 どこまで頑張らせたらよいのか、どこでセーブをしたら良いのか。非常に悩ましいですよね。

 努力することは身につけさせたい。しかし、過剰適応でうつにしてしまっては、元も子もない。いつも試行錯誤で、悩みながら息子と関わっています。

 これが定型の子なら、適度なところで自分の限界を発信してくれるので、様子を見ながらやっていれば良いのですが、中々そうはいかないところが難しいです。

 僕も妻も、いつもTくんのママさんと同じ事を悩みながら、日々子育てをしていますよ。

|かなと|EMAIL|URL|2010/03/10 08:47 AM|pBqQM9OM|

かなと様

頑張りすぎているけど、その邪魔をしたくもないし、でも心が折れないか心配で…ストレスの付き合い方が、ネックです。
ストレスと上手につきあえたら、どんなに楽になるだろうとおもって。(それは、大人も一緒なんですけど。)

焦ってはだめですね、臨機応変に、…ですね。

最近、ハリネズミのような心で過ごしてる息子を、どうやって、ほぐしていいかわかりませんでした。近づけば、丸っこくなって、とげだらけになるし…痛々しかったんです。

少し、KYOTO様のおかげで光も見えて、かなと様のおかげで元気も出てきました。頑張ります!!

ありがとうございます、また、よろしくお願いします。

|Tくんのママ|EMAIL|URL|2010/03/10 02:06 PM|T.AVYcyo|

苦しみは多いですが、私で乗り越えられる苦しみは、理解者やコーチなどにも、サポートしてもらいながら、ストレス解消方法も、いろいろしながら、、頑張っていきたいと思っています。これからも、努力を続けていきたいと思います。

|トコルナ|EMAIL|URL|2010/03/10 10:59 PM|KRnyAWxU|

>私は、子どもの時から成長発達が遅れていました

私も実を言うと本当に言葉が分かり始めたのが「小学校入学前」でした。それまではまるで「外国人か宇宙人が喋ってるように感じて言葉の理解ができなかった」のです。でも実家の母は、「あんたはちゃんと何とか喋ってたよ」と言っていました。
診断では「アスペルガー症候群」と診断されたのですが、自分では「高機能自閉症」に近い「アスペルガー症候群」なのかなあ?と思っています。

>アルコール中毒になっていました

私も一時「キッチンドリンカー」になってしまったことがあります。あの時は辛かった~。酒に逃げることはもう絶対しない!と決心して精神科の先生から「シアナマイド」を処方されて酒を飲まさないように持っていく薬を出されていました。シアナマイドを服用して酒を飲むと「胸が気持ち悪い」「心臓がドキドキする」「吐き気がする」と感じ、大袈裟に言うと「酒って毒やなあ」と思って酒を断つ努力をしました。私も酒に逃げて安らぐことをしていました。でも「これじゃあ泥沼にハマる」と思って酒を断つ努力をしました。
今は一滴も酒を飲んでいません。薬と酒って相性悪いと分かったから、努力をして今は落ち着いて「キッチリ決まった時間に薬を服用する」「努力をして周りの人に私の障害のことを理解してもらうようにする」「でも私も私で努力する」と思いました。

|うらら|EMAILURL|2010/03/10 11:26 PM|hizWG2..|

トコルナ様
>苦しみは多いですが、私で乗り越えられる苦しみは、理解者やコーチなどにも、サポートしてもらいながら、ストレス解消方法も、いろいろしながら、、頑張っていきたいと思っています。

現実的で、また謙虚でよい考え方だと思います。
発達障害にとっては、問題を乗り越えていけることが大事なのですね。
そこの対応さえ決まっていれば、前向きに進んでいけますね。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/11 07:00 PM|tinLQHnE|

うらら様
>今は一滴も酒を飲んでいません。薬と酒って相性悪いと分かったから、努力をして今は落ち着いて「キッチリ決まった時間に薬を服用する」「努力をして周りの人に私の障害のことを理解してもらうようにする」「でも私も私で努力する」と思いました。

一時は大変な時期があったのだろうと思います。
でも、発達障害やアルコールも含めて、きちんとした対応法が決まって、落ち着いた生活ができるようになっておられると思いました。

混沌とした状態から、なかなか抜けられない人も多いと思いますが、私のメッセージは、どんな状態であっても意志さえしっかりしていれば、最悪から抜け出られることを言いたかったのです。

うららさんも、そこを書いてくださいましたね。
ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/11 07:05 PM|tinLQHnE|

kyotoさん、自分とよく似てると思ってみていました。

僕も家族からも失望されかけ、高校時代、大学時代や前職の友達もこんな僕の素性を知るにつれ嫌って離れていってます。

僕は仕事の勤まる仕事のストライクゾーンが狭く、なかなかそこを理解してもらえず、生活費に困ってる僕に愛想をつかしているのです。

僕も今Khnet以外にもいくつか自助グループに通っています。自助グループにいる時だけが、自分でいられます。確かに自助グループは壮絶なものがあります。普通の人は仕事も何もしてない、家のこともせず、生活費もない。夕方まで布団をかぶって寝ている僕をみて自業自得だといって離れていきます。


精神科の医者は僕はアスペルガー症候群と統合失調症だとみて、診断書もかかれました。

僕も似たような体験
をしている人として、できることをやりたいです

これからもよろしくお願いします

|ガッキー|EMAIL|URL|2010/03/11 07:41 PM|kHWhq6xI|

ガッキー様
>僕も似たような体験をしている人として、できることをやりたいです
これからもよろしくお願いします

この気持ちを大切にして欲しいと思います。
ひねくれたり、ヤケクソにならないで、まじめにやっていると、きっと道が開けてくると思います。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/11 07:56 PM|tinLQHnE|

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