
今回は発達障害の生き方について、私のことで記事にします。
アスペルガーなどの発達障害は、脳の機能障害のために、イメージの弱さやミラーニューロンの関係で人の真似ができないところで、定型と違った成長発達をしていきます。
簡単に言うと、成長発達に、かなりの困難があるわけです。
そこで、発達障害は言葉の獲得や社会的なスキルの獲得など、成長発達全般に遅れが見られるのです。
この遅れが、対人関係がうまくゆかないことと重なって、二次障害になってくるのですね。
さて、私のことです。
私は、子どもの時から成長発達が遅れていました。
昔のことですから、単に知恵遅れと思われていたようです。
また、まわりの者から、いっぱいいじめられました。
それでも、私はがんばって大人になりましたが、就職なども含めて、何もかもうまくゆきませんでした。
そして、私は自分で気が付かない間に、強度の薬物中毒、アルコール中毒になっていました。
正常な判断力がなくなり、知的能力も落ちて、廃人みたいになってしまいました。
もちろん精神科へ受診していましたが、病院へ通ってもどうにもならず、そのうちに医者から通院を拒否されてしまいました。
発達障害の概念がなかったころですから、仕方がないことですね。
さて、このことの起こりは、夜に私が眠れなかったことから始まります。
私は対人関係もうまくゆかず、イライラしていて、よけいに眠れませんでした。
また、二次障害だったと思いますが、パニック障害というか、てんかんみたいな身体症状が出ていて、生きているのもつらい状態でした。
私は、生きているのが苦しくて堪りませんでした。
それで、薬物やアルコールに頼って眠って安らぐことをやっていたのです。
しかし、そんな状態が長く続くはずがありません。
私は、とうとう生活破綻者になってしまいました。
仕事を失い、お金もなく、家族からも見放され、友達も私を嫌って離れて、独りぼっちになってしまいました。
この状況を何とかしなければならないと思った私は、自助会などいろいろなところに通いました。
そこで見た現実は、何ともすごいものでした。壮絶な世界でした。
昨日に会ってしゃべった人が、今日は死んでいるようなことが頻繁にあったのです。
私が知り合った人で、何人も亡くなった人がいます。
人生を取り戻すことができない絶望感から、人生への希望を失くしてしまうのです。
私も、自分が社会的に復帰する状態に戻れるとは思わなかったです。
でも、やれるだけはやってみようと、私は決心をしたのです。
そして、今は薬物やアルコールなどから解放された私がいるのです。
その後、このように生活破綻をしなければならなかったのは、私の性格の弱さや人格の問題でなかったと気付くようになりました。
さて、私の父親は、私が生まれて直に死んでいます。
父はアルコール中毒で生きていけなくなり、死んでいるのです。
私の子どもの頃は、この父親を憎んでいましたが、気が付けば、私も同じような状態になっていたのです。
それで、父親もしんどかったのだと理解ができて、今では憎しみの気持ちがありません。
父は死ぬことを選んだけど、私はしんどくても生き続けることを選択したのです。
さて、がんばるだけで生きていけるものではありません。
そこで私は、生きていくために、いろいろなグループワークに参加して、さまざまなスキルを獲得していったのです。
ストレスを溜めないようにするには、どうしたらよいか。
たまったストレスを、どのようにすれば発散できるか。
他者との人間関係をよくするには、どのようなことに気をつけなければならないか。
これらを必死で学習してきました。
そのことで、現在は薬物の必要がなく、身体症状も消えてなくなっています。
そうするうちに、私が発達障害であったのだと、だんだん分かってきたのです。
私の人生は、発達障害との闘いの連続です。
これは私が生まれた時から始まっていたように思っています。
現在はちょっと余裕ができたところで、自分の苦しかった経験を活かせて、NPOで発達支援をしているのです。
さて、発達障害にとって大事なのは、苦しさを他者の仕業にしないで、自分で引き受けることだと思っています。
発達障害は苦しいのですが、この自分に何ができるのかを考え、それを実行していくことが発達障害を乗り越えていくことになると思っています。
素晴らしい能力があるのが発達障害です。そこを活かす生き方を見つけてくださいね。
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京都テルサ東館 A会議室で行います。
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