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kyoto: NPO団体 京都ハートネットワーク スーパーバイザー  臨床発達心理士 ・ 上級教育カウンセラー                                                               京都市内で発達障害当事者グループワーク・SST  発達障害家族グループワークで支援をやっています。                                                                                                                         悪意のあるコメントは即刻に削除します。



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発達障害の活かし方~得意なところを伸ばして肯定する

author:kyoto2010/03/10 Wednesday

カウンセラーブログランキング
今回は、発達障害の活かし方について記事を書きます。

得意なところを伸ばすのが一番なのは確かだと思っても、自分にとって、それが何か分からないという人が多いですね。

さて、私の息子のことです。

息子は現在、京都の国立大学大学院理学部化学科に入学するために、必死で試験勉強をやっています。

この春、大学4回生になり、今年の秋に入試があるのです。

大学の成績は満点をいくつも取る実力がありますので、合格するだろうと先生から言われています。

私も、きっと合格するのではないかと思っています。

息子は中学校の時に、教師から拒否されて、学校の倉庫のような部屋に1人で入れられていて、2年間も授業を受けていません。

ひどい目にあっているのです。アスペルガーは生意気だから、教師から嫌われるところがあるのです。

ところが、アスペルガーの能力は抜群のところがあって、あっという間に遅れを取り戻してしまいました。

そして、現在では大学でトップクラスにいるのです。将来は、化学の研究者を目指しているのです。

息子は小学校の頃から、博士とあだ名されて言われていました。典型的なアスペルガーなのです。

それで先生から、「そんな自分の好きなことだけの勉強でなく、もっと社会常識など大事な勉強をしなくては駄目だ。」と言われていました。

私は、いつも先生から否定的に言われている息子が可哀想で、「好きで得意なところをがんばったらよい。」と言ってきました。

アスペルガーは無器用で、苦手なことがいっぱいあります。

そんな息子から、好きで得意なことを失くしてしまえば、何もよいところがないような人間になってしまいます。

ですから、私は息子の自尊感情を大事にして、得意なところが伸びていくように応援していったのです。

息子にとって理科の科目は大好きです。植物に動物、天体、化学や電気など、独学でどんどん勉強していきました。

さて、父親である私のことです。

私は息子と同じく、物理や化学、電気などが子どもの時から好きです。

でも、私がもっと得意なのは、感覚を使うことなのです。

発達障害は感覚過敏の障害ですから、これをうまく使うと、ものすごい能力になるのです。

そのことに気付いた私は、「カウンセリングなど1対1の関係の中では話を聞き漏らさない」能力として活かしています。

断っておきますが、私も、そのことに気付くまでは人の話を聞くなんて、まったく苦手なことだったのです。

ところが、カウンセラーとしての訓練を受けているうちに、私には他の人にない感覚の能力があることが分かったのです。

長い間、自分が思っていたのとまったく逆でした。おもしろいものです。

さて、私の感覚の部分が得意なものになっている話ですが、これってアスペルガーなどの発達障害のほとんどの方が持っている能力でありませんか。

だから、これは私だけのものでないはずだと思っています。息子の能力のことだって、アスペルガーに共通するものだと思っています。

さて、今回のテーマは否定を肯定に変えていくことを書いています。

発達障害は、どうしても否定的な経験ばかりをしていると思うのです。私も、そうなのです。

でも、得意なところを伸ばす発想で、乗り越えていけるものがあると思うのです。

さて、人間は否定的に考えると否定的な人生になり、肯定的に考えると肯定的な人生になるようなところがあると思っています。

どんなに苦しくても、肯定的な考え方で進んでいくことが、発達障害を活かして発達障害の得意なところを伸ばしていくと考えます。

現実には、私も迷ったり悩んだりをしてきていますが、自分を信じて、息子を信じてやっていくしかありませんでした。

だから、私のところだけが特別なのだみたいな発想はしないで下さいね。私も必死でやってきたのですからね。

さて、やはり発達障害を肯定して、よりよく生きることを大事にするのが一番だと思っています。

自分のことで悩んでいる人、子どものことで困っておられる人に言いたいのですが、人生は1度きりしかありません。

そこで、同じ生きるのなら、肯定的な人生を送るような考え方をしたいものだと思っています。

発達障害の人生を肯定していきましょうよ。

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|http://www.hozugawa.net/kyoto/index.php?e=1570||発達障害|09:30 PM|comments (14)trackback (0)

コメント

得意を伸ばして、発達障害を肯定して、いきていきたいと思っています。

|トコルナ|EMAIL|URL|2010/03/10 11:03 PM|KRnyAWxU|

こんにちは〜
そうですよね、頭ではわかるんです、でも親としての感情や、自分自身の未熟さから、肯定に徹しきれない弱さが出てしまいます…
息子が理科で10段階中1をとってきた今日。目がまわりそうでした。それが何さ?と思いつつ、あんまりだ、と思う自分もいて…
まだまだ修業がたりません。kyoto先生はその意味ですごいです。肯定に徹してこられたんですもんね。素晴らしいです。

|さまんさ|EMAIL|URL|2010/03/10 11:19 PM|tn63ord.|

こんばんは。今回の記事を読んで…昔、何かの書籍で「アインシュタインは、貨物列車が走っているのを見て、相対性理論を思いついた」と読んだ事があります。もしかすると、アインシュタインは「発達障害」と「感覚過敏」を持っていたのかなぁと思っています。
ところで、発達障害は「得意なところ」を伸ばしたり、「肯定的な考え方」を持ったりするのが大事なんですね。その方が「成長発達」しますね。私自身、「得意なところ」を模索中です…おじいちゃんおばあちゃんの世話をする以外に何か隠れた「才能\」(?)があるのではないかと「妄想」(?)しています…それを「実行」に移す様に頑張らないといかんですね。

|餅|EMAIL|URL|2010/03/10 11:44 PM|dTIBBFxY|

自分は医生物系の学生で、高校まで
勉強で苦労したことはありませんでした。

なぜなら、高校までの勉強は思考することを
それほど重視しておらず、よい意味で
カリキュラムの内容がスカスカだからです。

学校の勉強内容が物足りなかった私は、
自分でもっと深く勉強していました。

でも大学に上がると思考することが重視されるようになり、
得意・不得意科目がハッキリするようになりました。

何よりも増して苦痛だったのは、学内の人間関係。

自分を気に入ってくれる教員はとことんかわいがってくれましたが、嫌われてしまうと、とことん嫌われ疎外され、
苦労しています。でも、今は幾分ましになりました。

息子さんが、つらい思いをされたことは
kyotoさんのお話から知ってはいました。

大学院入試をパスされ、新たな第一歩を
スタートされることを願っています。

|ZERO|EMAIL|URL|2010/03/11 12:08 AM|oybH31H2|

私も生物や科学など大好きです。
しかし、得意なこと、となるとkyotoさん同様、感覚を使うことが得意なように思います。
人の表情や感情の動きに敏感なので、技術を磨けば案外カウンセラー向きなのかもしれません。

否定を肯定に、これはとても大切だと思います。
特に子供相手だと、より重要だと思います。
うちの子も、意識してほめるようにしたら、好きなことには更に熱中し、苦手なことにも頑張ってみようとするようになりました。

いずれまた、壁にぶち当たることもあるでしょうが、この調子で親子で頑張っていきたいと思います。

|はらぺこるい|EMAIL|URL|2010/03/11 09:34 AM|eTQQxNdo|

kyotoさん、こんにちわ。
いつも、ためになる記事の提供ありがとうございます。

>人間は否定的に考えると否定的な人生になり、肯定的に考えると肯定的な人生になるようなところがあると思っています。

kyotoさんのおっしゃっている内容と、最近、私自身が実践している内容と一致しているのかどうかは、わかりませんが、わたしなりの肯定法をあみだしてみました。

療養期間をあけて仕事復帰してからは、職場で私の欠点をさらけ出して、ただ単に、病気や障害と思われるのではなく、それを個性として思ってもらえるよう、声に出して言うようにしたら、それだけで、虚勢という重みから開放されて、気持ちが楽になっております。

たとえば、「今日は忙しすぎて、またパニクっちゃったわ~」とか、「私も空気全然読めないけど、それ以上に、あのお客さんも空気読んでくれないから、大変だったよ~。」とか、「私ってば、ひとつのことに没頭してると、他のことがすっとんじゃうの、あはは~(笑)。」とか。
一見、自虐的で否定的な感じに受けるかもしれませんが、私の取り扱い説明書を、あっけらかんと話しちゃうことで、こういう子なんだな、しゃ~ないな~と、周囲に認めさせることができたら、こっちのもんや~と、いったところでしょうか。

ただ、パニック状態になると、不安衝動にかられてしまうので、「ごめんなさい」やら「私のせいで、迷惑かけちゃったね」とか、そういう言葉が、ポロッと出てしまうところがあるので、まだまだ修行が足りない私なのですが。

だけど、そこに至るまでには、とにかく、仕事に対する真面目な姿勢と、何度も同じミスを繰り返すことに対しては、あの手この手の試行錯誤をして、いろいろアイデアや工夫で、ちょっとずつ改善していくようにしてるぞっと、アピールしていることの基礎固めは必要なんだと思うんです。

それをしていない状態で、いきなりこの作戦を適用すると、周囲からバッシングされかねないので、そこんとこのさじ加減は、とにかく場数を踏んでいくしかないと、いったところなのかもしれませんね。


今月の当事者GWは、都合により参加することができませんが、3月21日の講演会は、kyotoさんのブログ記事を何度も読ませてもらっていくうちに、就労に対する自分の偏った考えを、改めるいいチャンスなのかなと思い、ぜひ参加させてもらいたいなと思っております。
講演会では、kyotoさんや、それに携わるいろいろな方のお話を聞いて、自分の中で、何か得られるものを得て、帰ってこられたらなと思います。

当日、お忙しいかとは思いますが、ご挨拶程度でもかまいませんので、kyotoさんや、京都ハートネットワークのスタッフさんたちと、お会いできるのを楽しみにしております。

|yo*ko|EMAIL|URL|2010/03/11 10:52 AM|cG0yzV7U|

kyoto様

いつも拝見させて頂いてろおります。

kyotoさんご自身も息子さんも、
本当に、大変な人生を歩んでこられたの
だと痛感します。

私も当事者の一人として、
嫌な経験をすることが多く、今は失業中です。
それでもkyotoさんのブログを時々拝見し、
前向きに頑張りたいと思っています。

別件ですが、
雑誌『ダイヤモンドオンライン』のwebで、
『「引きこもり」するオトナたち 』というタイトルで、
就労している成人の発達障害についての
記事が載っていました。

http://diamond.jp/series/hikikomori/10011/

一当事者の視点からは、
あまりに一方的な内容かと感じまして、
参考までに、アドレスをリンクさせて頂きました。

私は、関東在住ですが、
ぜひ東京周辺でも、kyotoさんの講演会を、
伺わせて頂きたいです。

|takeshi|EMAIL|URL|2010/03/11 04:31 PM|KcJaKQGo|

息子さんの事を思いやる気持ちをお持ちでしたら、特定できうる場所などの情報は曖昧ににごしたほうがいいと思いますが。何処の大学院か、とか何処の科ということにたいした意味合いはないと思いますし。

|pluto|EMAIL|URL|2010/03/11 05:32 PM|xCcGjHf6|

トコルナ様
>得意を伸ばして、発達障害を肯定して

私は発達障害を障害でなく、能力として捉えているところがあります。
定型にはない能力を持っていると思っています。
そこを伸ばしていきたいですね。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/11 07:10 PM|tinLQHnE|

さまんさ様
>まだまだ修業がたりません。kyoto先生はその意味ですごいです。肯定に徹してこられたんですもんね。素晴らしいです。

そうなのです。
肯定に徹してきたのです。
そしたら、このようなことになりました。
正直なところ、私もこんなことになるなど思ってなかったのですが、おもしろいものです。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/11 07:13 PM|tinLQHnE|

takeshi様
>一当事者の視点からは、あまりに一方的な内容かと感じまして、参考までに、アドレスをリンクさせて頂きました。

ご心配されている事は、よく分かっています。
私は、発達障害に学歴や成績だけで困難を乗り越えられると思っていません。
就労して社会で生きていくためには、スキルなどのもっと他のものが必要だということですね。

もちろんその通りですが、自己否定の状態ではスキルも身につかないのが現実です。
自分のよいところもしっかりと持って、他者と対等に向かい合っていける自尊感情が必要です。
その意味で、息子を評価しているのです。
大事なのは、人間性です。
息子も苦しい思いをしてきているので、そこは分かっているはずです。

息子は、大学院を出たら大学教員になって、自分のように困った事態になる学生の支援をしていくのが夢のようです。
私は、そこを支持しているのです。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/11 07:22 PM|tinLQHnE|

pluto様
>息子さんの事を思いやる気持ちをお持ちでしたら、特定できうる場所などの情報は曖昧ににごしたほうがいいと思いますが。何処の大学院か、とか何処の科ということにたいした意味合いはないと思いますし。

心配してくださるのはありがたいです。
でも、今回の記事は意味がないわけでありません。
意図もあるのです。

それはこちらの問題です。
自慢しているようで不快なのかも知れませんね。
でも、私としてはそうでなくて、事実を書いたわけです。
息子も、もちろん読んでいます。

ありがとうございます。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/11 07:30 PM|tinLQHnE|

ZERO様
>大学院入試をパスされ、新たな第一歩をスタートされることを願っています。

ありがとうございます。
息子は大学院へ進学して博士をとって、大学教員になるのが夢なのです。
自分が様々なことで理解されなかった経験があり、教員になることで、自分のような状態にある学生の支援をやりたいようです。
そのために、大の苦手だった英語を徹底的に勉強しています。
私は、息子の夢が叶うように、応援していきたいと思っています。

|kyoto|EMAIL|URL|2010/03/11 07:36 PM|tinLQHnE|

kyoto様

takeshiでございます。
お忙しい中、早速、丁重なお返事を頂きまして、
どうも有難うございました。

kyoto様の支援活動とご子息の
研究活動との成就を、心よりお祈り申し上げます。

また、発達障害関係で、
参考になるような情報がありましたら、
随時、連絡させて頂きます。

まずは、お礼を申し上げます。

|takeshi|EMAIL|URL|2010/03/12 09:19 PM|KcJaKQGo|

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