事業紹介
京都ハートネットワークは、創始期当初の目的として、社会にある様々なストレスや、その人本人の問題による、悩みや苦しみを心理的方面から援助することを目指していました。また、それを援助できる人達、カウンセラー及びファシリテーターの養成を主たる目的としていました。
ボランティア団体として、10年を迎えます。今、私達が直面している問題は、多岐に渡りその専門性が必要とされてきました。相談者の数も増え、とりわけ、発達障害者の援助などは、従来の心理療法では対応できないことがあります。この方面からの依頼は、今や後を絶ちません。それどころか、その援助の端緒にも立てていない人達が想像もできないほどたくさんおられると考えています。先般、報告のあった、厚生労働省のニートや引きこもりと言われる人達の、実に60〜70%の人達が、発達の問題を抱えているとも指摘されています。また、広く言われているところの、格差社会の歪みなのか、ほんとうに、非人間的な労働環境のなか、その心を病んでいる人の多さの問題にも直面しています。
京都ハートネットワークの構成員の中には、臨床発達心理士、臨床心理士、キャリアカウンセラー、産業カウンセラー、医療関係者、ソーシャルワーカーを専門職として勤務されている方も多数おられます。その方達には、ボランティアとして相談業務、カウンセラー養成のためのグループ活動、ワークショップ等に参加、活動して頂いています。
本法人が望むのは、先にも書きましたが、問題解決の端緒にもつけていない人達の潜在的な需要があるにも関わらず、広く市民に開かれている支援する団体がほとんどないといっても過言ではないと思われます。
本法人は一般市民に広く開かれた、より専門的ノウハウを備えた支援団体を目指しています。そして、そのためには、活動範囲も広がることが考えられ、もっと多くの人達や団体とのネットワークが必要になってくると思われます。
このような活動とともに、カウンセラー及びファシリテーター養成のための勉強会、8月、11月、2月の宿泊をともなうワークショップと、軽度発達障害者の療育相談、精神障害者の相談及び、その親の会のグループ活動等を通して、何時でも開かれた、分かり易い、安心して、本法人を広く一般市民の方々に利用して頂く団体として、社会に貢献することを目的として、その事業を行います。
平成19年 河原 和美